7月7日期日と津田敏秀さん学習会の感想、動画

7月27日
東京は都知事選供述も終盤。
主要3候補のうち、脱原発政策を掲げているのは鳥越俊太郎さんだけのようです。

たいへん遅くなりましたが、前回の期日の報告と学習会の感想です。


★K.I.さん(品川区)
甫守弁護士のダンス、笑えました。今度、タップリ見せてください。
口頭弁論期日では、もう少しゆっくり話してもらえると良いと思いました。

★Y.K.さん(川口市)
津田先生の言われていることは「科学」に基づくことなのに、政治的に(?)ねじ曲げられていることが、よく理解できました。

★J.S.さん(豊島区)
津田先生の講義を聴きに来ました!!来て良かった!!
頭がパンパン。資料、よーく復習します!!
公開討論(特に山下俊一さん)を。




Uplanさんが録画中継してくださいました。
20160707 UPLAN【地裁前街宣・記者会見】東電株主代表訴訟第26回口頭弁論期日

20160707 UPLAN【裁判報告・学集会】津田敏秀(岡山大学大学院環境学研究科教授)「甲状腺ガンの多発と100ミリシーベルト閾値論」



津田先生の資料 クリックしてください。PDFが開きます。

第26回口頭弁論期日報告

7月20日
前回7月7日の報告です。

第26回口頭弁論期日報告

P7079796.jpg
 7月7日の期日で株主代表訴訟は大きな山にたどり着いた感があります。
 まず、裁判所の作成による「事実経過表」が完成したことです。これは原告側の時系列に沿った主張点57項目に対し、被告・補助参加人の認否を対比させた一覧表です。その最終版が完成したことで、いよいよ本格的な論戦が始まるからです。
明白な証拠がある背景事象については被告取締役等・東電側も認めざるを得なくても、津波対策をネグレクトしたという行為についてはどれも意図を否認しています。しかしその弁明は苦しいと言わざるをえません。
 たとえば大きな出来事だけでも、2002年7月の文部科学省地震調査研究推進本部(推本)地震調査委員会が「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価」を公表し、その中で、今後30年以内にM8クラスの地震が起きる可能性が20%程度あるという見解を明らかにしています。これに対し東電は、推本の見解を伝えられたことは認めても、東電として対策を取る必要については、歴史的なエビデンスがなかったことを理由に否認してきています。
しかしこのような予見と取るべき対策について、IAEA(国際原子力機関)も2015年、「歴史データを参照しようとするなら、むしろ今までのデータに大きな安全係数を上乗せすべきで、その場合M9レベルの地震も予見できなかったとはいえない」と指摘しています(津波の予見可能性についての知見等を知りたいという裁判所の要望に応じて今回準備書面(19)として提出)。
 また2004年のスマトラ島大津波においてマドラス原発の非常用ポンプが水没したことや、2005年の宮城県沖地震において東北電力女川原発が大きな地震動を受けたことを踏まえ、2006年に保安院などによる溢水勉強会ができました。ここに東京電力はオブザーバーとして参加しています。これについて東電は参加と実効的な津波対策を切り離したがっていますが、対策を考えるための勉強会でなければ何のためなのでしょう?
 今日の準備書面(19)は、失敗学会の原子力工学に基づいた見解を含んでいます。その失敗学の専門家たちによると、早ければこの時点において今回の事故は予見できたはずということです。
 さらに2006年9月に原子力安全委員会が、地震学・耐震工学に関する最新の知見を反映した『耐震指針』を決定したのを受けて、保安院はこの新方針を踏まえた安全評価及び報告(耐震バックチェック)を各原子力事業者に求めました。しかし翌2007年の中越沖地震の発生を機に、保安院は更なる危機感を覚え、2009年までにバックチェックを前倒しに早め、それに基づく対策を取ることを指示するに至りました。
 以上のような背景があって2008年、東電は東電設計および社内土木グループに依頼し、長期評価に基づいて想定される津波の高さを試算させています。その結果1号機から4号機までのタービン建屋等が設置された10m盤を大きく超える15.7mに達する可能性があることが被告・武藤取締役に報告されました。しかし武藤は対策を回避するために再度土木学会に再検討を依頼し、求められていた耐震バックチェックを先送りしたのでした。
 ちなみに前述の失敗学会の見解によれば、このようなネグレクトにもかかわらず最低限の対策はなお取り得た、つまり予備バッテリー・高圧電源車・水中ポンプの用意とその使用について職員へのトレーニングを行っていれば、今回のような事故は避けられたはずだったということです。

学習会報告『甲状腺がんの多発と100msv閾値論』 岡山大学大学院環境学研究科 津田敏秀教授
P7079808.jpg
 政府および福島医大の山下俊一教授によって「福島で甲状腺ガンは発生していない、100msv/年以下では健康被害は起こらない」という原発安全神話が喧伝されていますが、事実はどうなのでしょうか。疫学の専門家である津田先生に話をお伺いしました。以下はその要約です。
 科学的知見を提出するためには約束事がある。つまり現象の観察に始まって→多様な現象のデータ化→確率分布を作成して解析→そこから法則を導く、という手順を踏まねばならない。疫学的因果関係においては、原因があるから現象があると考えては間違いである。原因は見えていないことが多い。しかし現象(病気)があるわけだから、それを観察しなくてはならない。どのくらい多発しているか、現象を観察し、考え得る原因のデータを集める。それを95%カバーする(=両端のマイナーな値を切り捨てる)分布曲線を作って分析し、相関関係をもつ原因を見つけ出す。
 原因があるから結果があるという決定論はそもそも当たるも八卦当たらぬも八卦であって、科学的な態度とはいえない。福島医大の結論はこの科学的推論の手順を無視しており、100msv以下の健康被害を見ようとしていない。科学的根拠に基づいた医学が日本に定着していないことの例である。まったく嘆かわしいことだ。
 疫学的知見から言うと、福島における甲状腺ガン・白血病・乳ガンの多発はすでに統計的に明らかだ。それも今後はますます恐るべき数値にのぼるはずだ。チェルノブイリでもそうだったが、5年目から急激に発症が増大している。福島の場合は今から増大するだろう。福島の方が人口密度が高いのだから、当然に症例の数も多くなるはずである。甲状腺の手術ができる外科医・耳鼻科医の養成を急がなくてはならない。分析し対策を取ろうとするならば当然そうなる。しかし安全神話を流布させ対策を取らなければ問題が大きくなるが、誰がその責任を取るのか? ここにも構造的な無責任体制がある。
(原告:堀浜)

7月7日第27回口頭弁論期日提出書面

7月7日
本日は第26回口頭弁論期日でした。
傍聴においでくださったみなさま、ありがとうございました。

陳述した書面をアップします。
また、ようやく事実経過表見(争点整理表)が完成しました。
併せてアップします。
文字をクリックしてください。PDFが開きます。


原告提出書面
準備書面(19)
証拠説明書
補助参加人(東京電力)提出書面
第18準備書面
証拠説明書

事実経過表(争点整理表)

P7079802.jpg

期日後の記者会見(司法記者クラブ)

7月7日第26回口頭弁論期日と学習会

5月24日

次回の口頭弁論期日と、期日後の学習会についての再掲します。



7月7日第26回口頭弁論期日

裁判報告・学習会
津田敏秀さん(岡山大学大学院環境学研究科教授)「甲状腺ガンの多発と100ミリシーベルト閾値論」


160707.jpg


政府事故調の被告らの調書等についての文書提出の申立について、私たちの意見書に対して、所持者、監督官庁から意見書が出されました。
あとは裁判所は判断を待つだけです。

期日後には報告集会&学習会を予定しています。
今回は『美味しんぼ』問題、福島県民健康調査における福島第一原発事故の影響についても積極的に発言を続けている津田敏秀さんをお迎えして、お話を伺います。

多くの方に傍聴に来ていただきただき、この訴訟の社会的関心の高さを示すとともに、未だ福島第一原発「事件」の被害は続いていることを裁判所に対してもアピールできればと思います。
周りの方にもぜひご紹介してください。
※この記事の一番下に、チラシをアップしています。どうぞ広めてください。


スケジュール
9:30~ 原告によるアピール 
  東京地裁正面玄関前(霞が関駅A1出口を出て裁判所に向かう通りの前辺り)
  ▼東京地裁
  東京都千代田区霞が関1-1-4
 (地下鉄東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,地下鉄東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩3分)
  ▼地図
  http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/index.html

10:30~ 第26回口頭弁論期日
       東京地裁103号法廷


12:30~期日後の報告会&学習会 
※12:00~(予定)衆議院第2議員会館入口で通行証を配布します。

●学習会講師:津田敏秀さん(岡山大学大学院環境学研究科教授)

●会場:衆議院第2議員会館多目的会議室(定員:140名)
   (裁判所から地下鉄で1駅)



▼チラシ(ドロップボックスからPDFファイルが開きます)
オモテ
ウラ

イベント6月16日朝日新聞「吉田調書」報道 取り消しから考える

6月13日

以下、今週6月16日です。
東電株主代表訴訟も共催で、以下開催いたします。


パネル・デスカッションへのお誘い
「なぜ野良犬は政権にすり寄る」
「愛玩犬になっていくのか?キャイイ―ん!」
<朝日新聞「吉田調書」報道 取り消しから考える>
<ゲスト>
大場久昭(原発「吉田調書」報道を考える読者の会)
木村 結(東電株主代表訴訟)
斎藤貴男(フリージャーナリスト)

チラシはこちら

日時:2016年06月16日(木)19時~21時
開場は18時30分から
■会 場:スペースたんぽぽ
千代⽥区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階
電話:03-3238-9035/FAX:03-3238-0797
JR⽔水道橋駅から5分くらいです。
■参加費:800円
■共 催:たんぽぽ舎、東電株主代表訴訟、原発「吉⽥調書」報道を考える読者の会

160616.jpg


皆さん、ご記憶のことと思います。朝日新聞は、東電F1の吉田所長の「未公開調書」を入手し、その内容を記事にしました。その吉田所長の証言内容は衝撃的でした。
メルトダウンした原子炉は、制御室でコントロール出来ないどころか、その場にいることは死を意味するということ、吉田所長は「何度も死んだと思った」「東日本崩壊の危機」を覚悟したと証言しています。
吉田所長は、武藤副社長と東電の試算した津波15.7mの対策を、一度は検討しながら見送る判断をした当事者です。彼が「死を覚悟した」のは、その状況からだけではなく、その責任の重さから現場を離れる訳には行かなかったのだと思います。
だから一度は出された「東電の撤退命令」をギリギリに「1F内に待機命令」に変えたのだと思います。この命令は無視されGMを含む大半の作業員は2Fに撤退しました。
これを「命令違反」と記事にしたのです。
この「吉田調書報道」を朝日新聞社は、「東電社員が逃げた」かのように「読者に間違った印象を与えた」ことを理由に「記事取消」をしたのです。「事実に反した」「虚偽の事実」「ねつ造」したからではないのです。何故なのか?

記事の問題提起は、
① メルトダウンのような事態が起きればコントロールはできない。
② 住民避難するような事態は、作業員もその場には居られない事態だということにもなる。
  つまり、大量の放射能に汚染される事故の場合、現場の事故対応を誰がするのか?
  事故処理をするのか?
  実際に自衛隊、消防、自治体職員らは現場からは「撤退」しています。東電も撤退を決めていました。
③ 第一義的責任は事業者にあるといっても、東電の作業員を現場に留める権限が吉田所長にあったのか?会社にあるのか?
④ GMを含む大半が2Fに撤退した後に、起きた火災には誰も対応できませんでした。
  逃げざる得ない状況で、誰を残すのか?選択は誰がするのか?法令上の問題もあります。
⑤ 法的整備、作業員の装備など未整備のままです。米国には、原子力災害に対応する専門部隊がありますが日本にはありません。
川内でも、高浜でもこの問題は全く解決されていません。
政府は、このころ再稼働に向けて懸命でした。そこへ1F事故原因も、事故経過も、事故対応も、何も問題解決していないとの記事で蒸し返されては・・・プロメテウスでも目障りな記事を書き・・・何とか封じ込む必要がありました。
サンケイ、読売はどこからか?「吉田調書」を入手し、朝日「誤報」キャンペーンを打ったのです。
朝日の調査報道チームは狙われていたのです。「記事取消」以降、朝日の調査報道はありません。プロメテウスも腰砕けになり終了しました。
第一次安倍内閣は、マスコミに攻撃され入院、内閣崩壊にまで至った経験から、第二次安倍は、当初よりマスコミ対策を強力に進めました。NHKをはじめとして朝日はその頂点だったと言えます。その後は、反権力ではなく中立キャスターまでも降板するという事態になっています。
それらの過程と現状をパネルデスカッションしますので、是非お集まりください。



吉田調書報道の問題点については、ブックレット「吉田調書報道とは何だたのか」を彩流社より出版しています。壱壱花さんの漫画で、解り易く読みやすいブックレットになっています。
是非、申し込みご購読ください。当日、たんぽぽ舎で販売します。
プロフィール

NoNukes0311

Author:NoNukes0311
東京電力取締役の責任追及する:東電株主代表訴訟の公式ブログです。
裁判の報告や提出書面などをお知らせしています。

▼カンパのお願い
郵便局口座:00140-3-633169 「東電株主代表訴訟」

銀行口座:
[New]城南信用金庫 新橋支店(普通) 4 8 0 7 8 2 「東電株主代表訴訟」
三菱東京UFJ 銀行 多摩センター支店(普通)0229479「東電株主代表訴訟」


フェイスブック:https://www.facebook.com/tepcodaihyososho

カレンダー
06 | 2016/07 | 08
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
Twitter
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター