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第42回口頭弁論期日 動画・感想など

9月21日
第42回口頭弁論期日、報告&学習会参加者の感想をご紹介いたします。
傍聴や集会に参加してくださったみなさま、あらためてありがとうございました。

★T.S.さん(千葉県我孫子市)

・最大の汚染源は「お金」とのことばに慄然。
・原子力利用の発端は軍事用であった。「強い国にしたかった。」
・太古の昔から攻略してきた人類だが、核による戦争は、人類の生存を保障できないことを知った今、核戦争は回避するようになった。しかし平和利用の名の下で原発を捨てない日本。第五福竜丸事件、フクシマを経験した日本こそが、核なき世界をリードすべき。考えを改めるチャンスを逃してはならない。
歴史をたどりつつ大切なことを教わりました。感謝します。

★K.S.さん(神奈川県川崎市)

この映画は核兵器と原発がまさに一体のものであることを、あらためて明らかに描いてくれた。フランスでの再処理施設の害・米国のマーシャル諸島周辺での核実験の歴史を、あらためて振り返れた。あまり知らなかった旧ソ連での核実験の実態、それぞれの住民、一般市民への被害も知らされた。
国内外の過去の映像を、よくこれだけ集め、構成されたと感心する。編集の苦労は大変なものだったろう。

★Y.N.さん(群馬県高崎市)

ビキニ・マーシャル諸島への愛情、多くを学ばせていただきました。日本の使用済み核燃料の再処理工場、仏・アレバ社。気になっていましたが、初めて現実を学ばせていただきました。

★M.Y.さん

映画も坂田さんのお話しも2度目です。再度、映画を観ると、思いを更に感じることがあります。今回、坂田さんのお話をじっくり聴くことができました。
坂田さんの他の作品も見たい、新しい映画「モルゲン明日」も観たい。


20180913 UPLAN東京電力株主代表訴訟第42回口頭弁論期日


期日報告:送付嘱託申立て採用!

9月20日
先週は第42回の口頭弁論期日でした。傍聴に参加してくださったみなさま、改めてありがとうございました。
弁護団から原告宛の「期日報告書」から報告いたします。

3 今回の訴訟活動

(1)主張
裁判所:特になし 
当 方:平成30年9月10日付け準備書面(35)陳述
     口頭で以下の2カ所を訂正しました。
・13頁上から9行目 (誤)防渡堤 (正)防潮堤
・7頁下から11行目 (誤)首藤信彦 (正)首藤伸夫
    平成30年9月4日付け文書提出要請7補充書 提出
    平成30年9月8日付け文書送付嘱託申立書2 提出
平成30年9月11日付文書送付嘱託同3 提出
   補助参加人:平成30年9月3日付け第26準備書面 陳述
被告(勝俣・清水):特になし
被告(武黒・武藤・小森):平成30年9月4日付け記録提示の申出書(2) 提出
(2)証拠関係
   当方:甲280号証~甲292号証 提出
補助参加人:丙172号証~丙184号証の4 提出
(3)期日でのやり取り
ア 裁判所の釈明事項(結果回避可能性について具体的な主張)について
  裁判所は,補助参加人提出の第26準備書面(結果回避可能性に関する反論・その1)を受け,補助参加人に対し,裁判所の求釈明事項についての回答の終了見込を尋ねました。
  補助参加人は,前回進行協議期日では,次回進行協議期日までに基本的な主張は終了する見込み(次回進行協議期日までに非常用電源やタービンの高所設置などについて主張予定)である旨を回答していましたが,今回の口頭弁論期日では,作業量が膨大であるため,最大限努力はするが,次回期日までにすべての準備が間に合わない可能性を示唆しました。
上記回答を受けて裁判所は,補助参加人に対し,次回の進行協議期日には可能な範囲で書面を提出するように指示しました。
イ 刑事記録について(文書送付嘱託申立の一部採用)
  まず,裁判所は,刑事裁判所と意見交換・情報交換をしているところ,刑事裁判所としては,尋問調書を優先して開示したい旨の意向が示されたことを報告しました。
  その上で裁判所は,刑事裁判所の意向を踏まえて,本期日において,尋問調書(原告らが求めた文書送付嘱託申立書2別紙目録記載の①~⑩の尋問調書,被告武黒・被告武藤・被告小森が求めた記録提示の申出書(2)①首藤伸夫氏の尋問調書,②岡本孝司氏の尋問調書)に関する文書送付嘱託の申し出を採用すると述べました(なお,尋問対象者の個人情報(本籍,email,住所,電話番号,FAX番号など)は開示対象から除外することを確認しました。)。
  これに対して当方は,上記方針で概ね問題ないと述べつつ,刑事事件記録の甲B57~60号証(東電の中越沖地震対策センター所長の山下和彦氏の供述調書)は,その必要性が極めて高く,第1に優先して送付してもらいたいと意見を述べました。当方の意見を受けて裁判所は,甲B57~甲B60は尋問調書に添付されず,重要で急いでいる旨を既に刑事裁判所に伝えていること,また刑事裁判所と意見交換・情報交換を行う述べました。
  次に裁判所は,進行協議以降に申し出のあった東電社員の上津原勉氏の尋問調書について,刑事裁判所より,弁護人提供資料⑤,⑥及び個人情報を除く形であれば,開示に応じる意向が示されたことを報告し,双方が異議を述べなかったことから,文書送付嘱託を採用しました(弁護人提供資料⑤,⑥及び個人情報は開示対象から除外されております。)
ウ 口頭説明
  最後に,海渡弁護士が,準備書面(35)にもとづき,①推本の長期評価を取りまとめた経緯の信頼性については刑事裁判において,島崎邦彦氏,都司嘉宣氏,前田憲二氏の証言でも立証されたこと,②東京電力において,推本を取り入れた対策を実施することを2008年2月16日の御前会議で了承され,翌月11日の常務会でも了承され決定して,福島県に説明するためにQ&Aを作成した経緯があることから,社として長期評価を取り入れた津波対策をする方針が決まっていたこと,③7月31日の会議で被告武藤氏がその方針を覆したこと,③結果回避の観点から,対策工事の期間等について,当初,対策期間は4年くらいかかると言われていたが,それは沖合に巨大な防潮堤を築く工事で漁業権の放棄なども含めたものであるところ,敷地内の工事であれば1年余で完成させることができたこと,実際に同様に日本海側に東海第二原発の事業者である日本原電は2009年9月には工事を完了していたので,東電においても容易であったことなどが立証されたと口頭説明を行いました。 

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期日後の記者会見(東京地裁・高裁 司法記者クラブ)


4 期日

最後に裁判所は,以下の通り,今後の期日を確認して,本期日は終了しました。
平成30年10月25日(木)午前10時30分
口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)
*平成30年10月23日(火)午前10時00分より,進行協議期日(東京地方裁判所603号)を予定しております。
【平成30年12月以降の予定】
平成30年12月4日(火)午後1時30分     
進行協議期日(東京地方裁判所603号法廷を予定)
平成30年12月6日(木)午後2時00分
口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)
平成31年1月29日(火)午前10時30分     
進行協議期日(東京地方裁判所603号法廷を予定)
平成31年1月31日(木)午前10時30分
口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)
以上

本日提出(陳述)書面等

9月13日
本日、10時半から、第42回口頭弁論期日が開かれました。
傍聴に来てくださったみなさま、ありがとうございました。
書面をアップします。期日報告書はお待ちください。

原告

準備書面(35)…被告勝俣,被告武藤,被告武黒の強制起訴事件から明らかになった事実
文書提出要請7補充書…L67モデル(東電が本件津波を再現したとする津波モデル)について記載の文書の必要性
文書送付嘱託申立書2…本件被告らを被告人とする業務上過失致死傷被告事件の書証の送付を求める *アップしません。
文書送付嘱託申立書3…同上 *アップしません。

被告(勝俣恒久,清水正孝)

・特になし 

被告(小森明生,武藤栄,武黒一郎)

記録提示の申出書(2) *アップしません。

補助参加人

第26準備書面…原告ら準備書面(31)、(33)における結果回避可能性に関する主張に対する反論

次回期日等

10月25日(木)午前10時30分 口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)
12月6日(木)午後2時00分 口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)New!
2019年1月31日(木)午前10時30分 口頭弁論期日(東京地方裁判所103号法廷)New!※証人尋問の予定次第では取り消す可能性がある。

9月13日第42回口頭弁論期日

9月4日
次回の口頭弁論期日についてお知らせいたします。


9月13日(木)10時半 第42回口頭弁論期日 

▼チラシ(以下、PDFファイルが開きます)

180913.png

 3・11東京電力福島原発「事件」から8年目に入りましたが、事件は未だ収束にはほど遠い状況にあります。今なお10万余の人々が避難生活を強いられています。トリチウムのほか、放射性物質を含んだ汚染水を海洋放出ありきの公聴会においては、多くの市民が問題点を指摘しました。

 東電株主代表訴訟と姉妹関係ともいうべき、本件でも被告の勝俣氏、武藤氏、武黒氏を被告人とする東電福島第一原発業務上過失致死傷事件の刑事公判が明日9月5日から再開します。被告武藤らが、15.7mの津波を予見し、その対策を具体的に進めていたのにもかかわらず、津波対策費を惜しんで2008年7月31日の会議で先延ばしすることに方向転換した実態が明らかになってまいりました。この刑事裁判での書証を、文書送付嘱託の申立によって、本件株主代表訴訟の裁判でも使いたいと強く求めています。今までの裁判の経緯を、東電株主代表訴訟とともにご注目ください福島原発刑事訴訟支援団のサイト)。

 事故から8年目に入りました。。多くの方に傍聴に来ていただき、この訴訟の社会的関心の高さを示すとともに、未だ福島第一原発「事件」の被害は続いていることを裁判所に対してもアピールできればと思います。周りの方にもお誘いのうえ、ぜひご参加ください。

 期日後には報告集会&学習会を予定しています。学習会では、映画「わたしの、終わらない旅」を上映します。核兵器と原発を巡る世界の核の現場の被害は、3・11後では私たちの目には違って映るように思います。坂田雅子監督の母、坂田静子さんが、1995年の高速炉もんじゅのナトリウム漏洩火災事故後の原子力政策円卓会議で意見を述べられている姿も印象的です。ご期待ください。

9:30~ 原告によるアピール

東京地裁正面玄関前(霞が関駅A1出口を出て裁判所に向かう通りの前辺り)
▼東京地裁
東京都千代田区霞が関1-1-4(地下鉄東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,地下鉄東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩3分) 
▼地図

10:30~ 第42回口頭弁論期日

        東京地裁103号法廷

12:30~ 報告会&学習会 映画「わたしの、終わらない旅」

※12:00頃より、ロビーで通行証を配布します。※※予約等不要、参加費等無料

弁護団より、裁判報告。映画「私の終わらない旅」上映後、坂田雅子監督のトークも予定しています。坂田監督の新作「モルゲン、明日」は10月6日(土)より、シネマハウス大塚ほか全国順次公開。


 

●会場:衆議院第二議員会館 多目的会議室地下・裁判所から地下鉄で1駅/徒歩約15分)

7月5日第41回口頭弁論傍聴記

7月17日
前回の口頭弁論期日のご報告です。

 梅雨の戻りなのか、小雨のぱらつく曇天の下、東電株主代表訴訟の第41回目の口頭弁論期日が開かれた。
 今回、傍聴記担当ということで、よく聞こえるよう、いつもの原告席ではなく傍聴席の一番前に座ったが、以前はぎっしり埋まっていた席がなかなか埋まらない。最終的に7割ぐらいにはなったけれど、傍聴者の数が裁判所や東電側へのアピールになることを考えると、やや寂しい。すでに41回にもなる長丁場だし、最近は福島原発刑事訴訟の証人調べなどをにらみながらの淡々とした進行なので仕方がない面もあるが、原告としてはより多くの方に来てもらえるよう考えなければと思った。ただそんな中、いつも熱心に傍聴に来てくださる方々にはほんとに感謝したい気持ちでいっぱいだ。
 また、この席から見ると被告側の弁護士の様子がよくわかる。数えてみると13人で全員男性。いずれも蒸し暑い中、黒っぽい背広、ワイシャツ姿で無表情。翻って原告席を見ると、ほぼ半数が女性で、服装も表情も様々。いやが応でも、被告側のいびつさが目立つ。一体この方たちは、1か月どのくらいの報酬をもらっているのだろう? 東電が払っているとすれば、それって半分は税金!? などとつらつら考えていると、正面の扉が開き、大竹裁判長が入廷、審議が始まった。
 まずは、原告側が求めている福島原発刑事訴訟の記録の送付嘱託の件。大竹裁判長は刑事裁判所に開示資料の全体像を知らせて検討を進めてもらう方が良いとし、原告側はできる範囲で次回期日までに追加の申し立てを出すことになった。この件では、刑事裁判所が「核物質防護の条項に触れる恐れがある」などと言って、なかなか記録を出さない現状があり、今回原告側から、そんなことを考える必要はなく、早く出してほしい旨の上申書を出したところ。刑事裁判所は、傍聴者に対しても4月の公判期日まで、過剰なボディーチェックを行っていた。いったい何を恐れ、守ろうとしているのか、その姿勢が問われるのではないだろうか。
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 次に、やはり原告側が求めていた東電への文書提出要請に対し、回答に立ったのは、いつもの東電側弁護士 。いわく、1)原告側が求める木幡氏がモニターになっていたのは、平成16年ではなく14年であり、その年、勝俣、吉田各氏はモニター会議に出席した記録はない。また、平成16年の木幡氏が同席したモニター会議の記録はない。2)原告側が求める2009~10年のリスク管理委員会および原子力リスク管理会議の記録は、準備書面との関連が明らかでないこと、また資料が膨大で、特定してくれないと出せない。3)東電が出している3.11の津波の再現モデル、L67モデルは最新の知見に基づくもの。原告側が妥当性が疑わしいと言うのなら、どういう点が疑わしいのか出してほしい等々、結局今回のところは全部ゼロ回答。裁判所の要望もあり、再度原告側が要請の根拠などを補充して文書を出すことになった。が、それこそ膨大な事実や資料を握っているのは東電であり、こちら側がそれを特定することは、非常に難しい。アメリカがよいとは思わないが、ここだけは相手方から証拠等の情報を得ることができるディスカバリー法が日本にも欲しい!と思う。
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 この後、裁判所は被告側に対し、前回5月の法廷で求めていた非常用電源の高所設置などの結果回避可能性についての補充書面の提出はいつ頃になるかと尋ねた。が、これまた先ほどの弁護士がへつらうような笑みを浮かべながら、だらだらと「努力しているが、今のところいつとは言えない」と答弁。故意に引き延ばしを図っているのか、実際に論証ができないのか、前回「夏休み以降になる」と言っていたのが、さらに後退した印象だ。裁判長は、刑事裁判の証人調べが一区切りするまでの間に、できるだけ他の論点を詰めていきたい。したがって、できたところまででもいいから、次回までに提出するようにと釘をさした。
 最後に、裁判所は今後の進め方について意見を求め、原告側は、刑事訴訟の証人尋問が10月末頃に終了の見込みなので、早ければ12月頃から証人尋問を行いたいと述べた。
 これを受け、裁判長は「今のうちにやっておくべきことをやっていきたいので、双方とも準備してほしい」と結び、次回期日の確認後閉廷した。以前、裁判長は刑事訴訟の進行を待ち、利用するという原告側の方針に必ずしも同意していなかったが、今はそれならそれでよいから、残された論点を今のうちにやろうという姿勢に変わり、今後もやる気十分のように感じられた。
 記者会見では、海渡弁護士が各論点について説明し、「絶対負けない裁判をやりたい」と意気込みを示した。事務局長の木村さんは「東電側が真実を明らかにすることを邪魔しようとする姿勢が明らかになった」と被告側の態度を批判した。
 報告・学習会では、甫守弁護士が本日のやり取りの説明をし、結果回避可能性について東電がどう主張してくるかが見もので、こちらとしては、勝つためにも今後刑事訴訟で掘り下げていない論点も掘り下げていくつもりであると述べた。
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 学習会は福島原発「刑事裁判」の中間報告「福島原発事故・東電役員の刑事民事責任追及の現段階」と題して、海渡弁護士からパワーポイントを使った詳細で明快な説明がなされた。特に、この間の証人の証言についての説明は、その人となりも含め重要なポイントが浮かび上がる、とても聴き応えのある内容だった。刑事訴訟の勝利を期待するとともに、株主代表訴訟も弁護士の方々の言葉どおり「絶対負けない」ようにしていきたいと切に思う。(まめこ)


※報告・学習会の模様は、こちらで観られます。
また、学習会で使用した資料はこちらです。
なお、写真は上から、記者会見(司法記者クラブ)、裁判報告(甫守一樹弁護士)、学習会(海渡雄一弁護士)。
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Author:NoNukes0311
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