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12月5日東電株主代表訴訟第51回口頭弁論の感想

12月13日
前回の第51回口頭弁論期日の原告による感想です。

 9月19日に下された刑事裁判のあのひどい判決文の全文がようやくこの日の株代の法廷の場で明らかにされました。これを踏まえて海渡弁護士が判決の問題点についてこの日、口頭で概要説明を行いました。各項目に報告者の主観を交えて報告します。
 また、この口頭弁論に先立って同じく東京地裁の706法廷で行われた、東電HD(ホールディングズ)の取締役らを相手とする「東電株主による違法行為差し止め訴訟」についても報告します。

東電株主による違法行為差し止め訴訟第1回口頭弁論の報告

 これは東海第二原発再稼働をめざす日本原電への、東電による資金援助をやめさせようとする裁判です。6月18日に二人の代表執行役を提訴していますが、10月25日に代表執行役一人と、取締役全員を相手に追加提訴しました。
 現在の見込みで2200億という巨額援助を、赤字東電がどうして?どのように?と首をひねらざるをえません。これを電気料金、しかも基本料金の先払いという形態で支出しようというものですが、東電は先月まで「援助することを決定したわけではない」と逃げていました(しかし10月28日の取締役会で正式決定)。
 本日明らかになったのは、何と東電HDがこの融資主体を100%株式保有の子会社である東電EP(エナジーパートナー)に丸投げしたこと。東電HD株主の声を届かせないための究極の脱法行為と言えるでしょう。会社分離のテクニックの離れ業です。「桜を見る会」における、黒を白と言いくるめる逃れ手口がここでも。
 「こういうことがまかり通る世の中を許しておいてはいけない」「子会社の損失も結局は親会社が被るはずなのに、責任を追及されずに済んでしまうのは絶対におかしい」。弁護士さんたちの頼もしい決意に拍手です。
 なお私事ながら白状します。我が家は太陽光発電パネルを設置しており、この売電と有利な深夜電力料金システムのため、いまだに東電との契約を思い切れないでいました。今度こそ決心。損も覚悟で新電力に移行します。
IMG_6849.jpg

期日後の記者会見(東京地裁 司法記者クラブ)

株主代表訴訟第51回目口頭弁論の報告

 海渡弁護士の口頭説明に報告者の感想を交えて書きます。
(1)9月の刑事判決は被害の事実ときちんと向き合っていない(双葉病院の悲劇に少し触れている程度)。失われずに済んだはずの命と、これだけの規模で国土を荒廃させ住民に苦しみを与えている事実の認定が足りない。
(2)原発に対して求められている安全性についての認定が不十分。重大事故を起こしてはいけないというほどの高い安全性は求められていなかった、と恥知らずにも言い切ってさえいる。原発は絶対安全と今まで振りまかれてきた神話は何だったのか! 「高い」安全性とやらは初めから嘘だった! これでもまだ原発推進政策続けるの? 国土も国民もいなくなったら何が残るの?
(3)刑事判決は、推本の「長期評価」には原子炉を停止させるまでのレベルの信頼性はなかったと片付け、建屋の水密化や電源の移設などすぐに可能だった対策を怠ったことについて何の判断もしていない。事故を起こしたとしても全電源喪失という事態までは避けることは十分可能だったはずなのに。
(4)原発を停止せよという意見を国からも研究者たちからも言われていなかった(から仕方ない)とも述べているが、東電はまさにこう言われないために長期評価をめぐる議論を隠蔽していたのだから、この見解にはとうてい納得できない。東電救済のためのこじつけ判決になっている。
(5)2008年2月16日の「御前会議」の後、3月7日に開かれたグループ横断会議で4m盤上の津波対策工事をめぐる議論がなされたことを、判決は認定していない。東電の隠蔽工作をそのまま受け入れただけの判決になっている。
 裁判官は一体どこを見て、どっちを向いて仕事をしてるの? と疑問だらけの判決でした。刑事は控訴されましたが、今は民事でまずこれらの疑問を突き付けて、真実を明らかにしていかなければなりません。
 次回第52回期日は2020年1月23日(木)10:00から東京地裁103号法廷です。(報告・ほ)


※期日後の学習会では、短編映画「東電刑事裁判不当判決」を上映し、この映画の監修も手がけた海渡弁護士より、詳細な解説がありました。
当日配付資料はこちら
映画はYoutubeで公開されています。また、DVDは福島原発刑事訴訟支援団で販売しています。

第47回口頭弁論期日、動画と報告&学習会参加者の感想

6月4日

第47回口頭弁論期日、報告&学習会参加者の感想をご紹介いたします。
傍聴や報告&学習会に参加してくださったみなさま、あらためてありがとうございました。
動画も併せてご覧ください。
Uplanさん、いつもありがとうございます。

東京都 HTさん
裁判官、下馬場さん以外は新任なので、膨大な資料をきちんと読んでもらってから結審にしてほしいです(裁判官ならどのくらいの数の裁判をかかえているのでしょう)。

東京都 KIさん
・裁判では(進行に関する上申書を)原告が読み上げてくれたので、とても怒りが伝播しました。
・株主総会の提案リハーサル、面白かったです。ありがとうございました。

埼玉県 MAさん
・今日、報道陣が多かった理由は何だったのだろうか。いずれにせよ注目が集まることは良いと思う。
・原告書陳述中、補助参加人代理人はペンを動かさず、せっかくのタブレットPCでの記録もしていなかったのはどういう意図なのか?
・サッカーの試合で審判が試合中に半分以上交代するなどないので、重大な裁判でコロコロ裁判官が異動するのはおかしい。

20190530 UPLAN【アピール・記者会見・勉強会】東電株主代表訴訟 第47回口頭弁論期日


前回記者会見動画と次回期日

4月8日
前回の3月28日の第46回口頭弁論期日の原告の裁判所前でのアピール、期日後の記者レクをUplanさんがアップしてくださいました。
▼20190328 UPLAN 東電株主代表訴訟第46回口頭弁論期日
 
Uplanさん、いつもありがとうございます。
今後の口頭弁論期日は5月30日(木)、7月11日(木)です。いずれも午前10時30分から、東京地裁103号法廷を予定しています。
6月には東電の定時株主総会があります。そこで、5月30日の期日後の報告の後の学習会ですが、今年度の脱原発株主提案議案について、参加者の皆様と議論し、理解を深める機会にしたいと考えております。会場は議員会館を予定していますが、決まり次第アップします。
議案等は「2019株主提案 私たちの議案にご賛同ください」(脱原発・東電株主運動)をご覧ください。
東電の株主総会の日程等の詳細については、東電のサイト:株主・投資家のみなさま にアップされるかと思います。
IMG_8331.jpg 
昨年の東電株主総会。開始前に出席者にアピールする原告ら。
190408.png 
引続き、どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール

NoNukes0311

Author:NoNukes0311
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