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第47回口頭弁論期日、報告&学習会

6月12日
東京も梅雨に入りました。今月は東電の定時株主総会です。
原告からの前回の口頭弁論期日の報告です。

 5月30日、東京地裁103号法廷にて、第47回口頭弁論が行われました。
 原告側から5月14日付け準備書面(39)(可搬型設備等による回避可能性について)を陳述。東電のリスク管理関係についての会議記録についての求釈明申立書ないし文書提出要請書9、刑事記録の被害の関係の記録が本件で必要であるとの意見書、甲392号証~甲536号証を提出し、刑事事件の書証はほぼ提出し終えました。
 被告側(武黒一郎、武藤栄、小森明生)は5月17日付け第10準備書面を陳述しました。
 また、左陪席裁判官があらたに着任したので、従来の口頭弁論結果を陳述しました。
(注:弁論の更新手続を行ったということです。陳述といっても実際に読み上げるわけではありません)
 こちらからの文書提出要請9について、裁判所から東電(補助参加人)に、早く提出するようにとの要請がありました。他にもいろいろ準備しているので時間がかかっているという東電代理人からの説明(言い訳)がありました。また、こちらの求めていた、吉田所長が被告武黒への説明に用いた資料については見当たらないとの発言もありました。
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 原告を代表して木村結さんが5月29日提出の上申書を読みあげ、説明しました。進行協議で決められた11月尋問、1月終結というスケジュールには承服しかねる。(新任の裁判長と左陪席の裁判官には)充分に証拠を読み込む時間が足りず、「合議の実」を上げられないのではないか。一旦決められた日程を破棄して、膨大な資料をじっくり読んでいただき、責任の所在を正しく判断、歴史に残る判決を3人の充分な審議の上で出してほしいことを、原告を代表して述べました。
 裁判長はすでに上申書は読んでいて、「3人の合議制へのご懸念と理解した」「主張立証をしっかり検討して判断することはあらためていうまでもない」「今回は9月までの日程を指定するにとどめる」という発言がありました。その後、只野弁護士から、膨大な資料を読み込んでいただくために、ポイントとなるところの説明なども今後していきたい旨の発言がありました。
 次に甫守弁護士から、準備書面(39)及び求釈明申立書ないし文書提出要請書9についての口頭説明がありました。可搬電源施設の設置、救急車による給水や予備バッテリーの準備などやれることをやっていれば、今回の事故は防げたのではないか。津波が10mを超えた場合の手順書があれば、それだけでも違っていたのではないか、と述べました。大飯原発の差し止め判決を書いた樋口元裁判長が「具体的な危険性が万が一でもあるのかが判断の対象」と発言されていたのを思い出しました。起こるかもしれないと知りながら、自分たちの都合のいい専門家の意見だけを取り入れて、起きないことにして、簡単な対策さえ打ってこなかった東電。この株主代表訴訟で東電の元取締役の責任が認められれば、今稼働中の原発にも大きな影響を与えることができる、そういう大切な裁判なのだと改めて思いました。
 次回進行協議(非公開)は7月5日(金)、口頭弁論は11日(木)。時間はどちらも10時半から。次次回の進行協議(非公開)は9月20日(金)16時、口頭弁論は9月26日(木)10時半から。場所は、進行協議は603号法廷、口頭弁論は103号法廷であることを確認して終わりました。進行協議で決められた11月以降の期日は今回は指定されず、上申書の効果があって良かったです。

司法記者クラブでの記者会見

 記者への説明は、上申書のことが中心になりました。まず河合弁護士から、進行協議で裁判官から、来年3月に右陪席(主任)が異動予定であり、それまでに判決を書き上げるということで、11月尋問、1月終結というスケジュールが決まってしまったこと。新しい裁判長と、今日から担当になった左陪席のふたりが膨大な裁判の資料を読み込んでくれないと、右陪席ひとりの判断で判決が決まってしまうのではないかという懸念があるので、昨日付けで原告の名前で上申書を提出したことを説明しました。
 原告の木村結さんからも説明。上申書に書かれている、当時優良企業だった東電の株を退職金で購入、自然農法の実践のため福島に移住したが、原発事故のために現在は金沢に避難している原告による、第1回口頭弁論期日での意見陳述を、今の裁判長は直接聞いていないこと、残った右陪席ひとりの判断で判決が出されてしまうのではないかという懸念を伝えたこと。結果、9月までの日程が確認され、11月以降の日程は、改めて次の進行協議で検討することになるだろうことを報告しました。

議員会館での報告会

*甫守弁護士から*
 口頭で説明した準備書面(39):結果回避可能性第3弾、予備のバッテリーだけでも、お金も時間もなくてもできる対策をなぜ打たなかったのかということ。
文書提出要請9:原子力リスク関係の資料を全部出せといっているが、膨大だからといってなかなか出さない。前回ちょっと出たが、黒塗りではなく白塗りで出てきた。どうやって稼働率を上げるか、核燃料サイクルを回すか、そんな話ばかり。刑事裁判の証拠は、どうしても出せないもの以外ほぼ出すことができた。
 今回、被告側が出した第10準備書面は150p近いもので、刑事事件の最終弁論に近いもの。これに対する反論も提出する予定。
 今までの裁判長がものすごくよかった。新しい裁判長も、今回の上申書で反省をしてがんばってくれたら見込みがあると思う。東電に対する民事の損害賠償請求ではほとんど東電の責任が認められているので、そういう判例も出していきたい。
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*木村結さんから*
 進行協議で、右陪席が来年3月に異動になるので、それまでに結審したいという様子で11月尋問、1月結審というスケジュールを決めてしまい原告はおいてけぼり。新しい裁判長は膨大な資料を読む気がないのではないかと思い、昨日付けで上申書を原告として提出。最初、法廷で読み上げるのはだめだと書記官はいったが、では日程を伸ばしてくれるのかと言ったら、読んでもいいことになった。裁判長は9月までの日程しか確認しなかった。以降の日程については、次回の進行協議で再検討することになったようだ。

学習会

 6月26日の東電株主総会脱原発・東電株主運動が提案している9つの株主提案についての学習会でした。※議案は第95回定時株主総会招集ご通知(18頁~24頁)に掲載されています。
 株主総会での議案の趣旨説明(1議案につき3分間)を、それぞれの担当者が実際に説明。本人が来られない場合は原稿をもらって代読しました。そのあと意見、感想、質問などをやり取り。特にスマートメーター問題で盛り上がりました。株主総会では提案の趣旨説明の後、個別の議案の審議はほとんどありません。こういうやり取りを株主総会の場でできたらいいのにと思いました。わたしたちの提案に反対する人たちも、野次をとばすのではなく、ちゃんと総会の場で反対意見を言って、議論ができたらいいと思います。
 詳細はUPLANさんの動画をご覧ください。(原告:S)
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