第5回口頭弁論期日のご報告/東電株主代表訴訟

2月21日の口頭弁論のご報告です。

第5回口頭弁論~河合弁護士が東電に対して原発は憲法違反と明快に反論

今回から抽選なしになり※1 、淋しい法廷か?と思われた2月21日の第5回口頭弁論。いざフタをあけてみると傍聴席は1、2空席があっただけ、市民の関心はまだまだ高い。原告側出席者22名、原告側代理人弁護士11名、被告(及び補助参加人)側代理人弁護士15名(うち取締役弁護士8名、東電弁護士7名)、裁判官3名、書記官1名。ほぼ満員の法廷に河合弁護士の熱弁が響きわたった。

12月27日付、補助参加人(東電)が提出した準備書面への反論を河合弁護士が述べた。つまり我々の訴状の第5、「根本的な義務違反」への反論の反論。
裁判長から、一般論に一般論で答えるのだと思います、というような発言があった。私もまだ反論書(準備書面)は読んでいません、とも言われた。
通常準備書面は前もって裁判所に提出するらしいが、今回は一般論だから(?)、と当日提出を認められたとのこと 。※2

推敲を重ねた準備書面、一般論と簡単には片づけられない根源的な主張だったと思う。
河合弁護士は、憲法第25条(生存権、国の生存権保障義務)、憲法第13条(個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重)、22条(居住、移転及び職業選択の自由)、26条(教育を受ける権利、受けさせる義務)、27条(勤労の権利・義務)と次々と憲法条文を述べ、原発過酷事故はこれらの憲法の条文に違反する状態を作りだす、と断じた。

法廷はしーんと静まりかえっていた。相手側の弁護士は一様に険しい顔つきになっていった。裁判長の顔もそーっと見てみた。裁判長は淡々と聞いているふうに見えた。書記官が時おり、びっくりしたような目をして、河合弁護士の顔を見ていたのが印象的だった。
河合弁護士の陳述が終わったとき、期せずして拍手が沸き起こった。節度ある拍手だったせいか、とがめられることはなかった。

淡々と見えた裁判長の心にも響いた陳述ではないかと思ったのだが、なんとその後、裁判長が交替するとの重大発表が突然あった。
あとで海渡弁護士から聞いたことによると、年度末の交替はそう珍しいことではないとのこと。しかし、私たちの主張をより理解しようと努力されていた(ように思う)垣内裁判長が訴訟指揮をとられない、というのは残念だ。
私たちの胸のうちを見透かしたかのように裁判長は、次に来る裁判長も「いい人」ですから、と言われた。

原告代表の堀江さんは記者会見のとき、「私たちにとっては方向をキチッと決めてわかりやすいようにやってくれた。新しい裁判長は補助参加人の東電に対してもビシッと流れのなかでやってくれるのか?」と述べた。

「おはようございます」「こんにちは」とちょっと関西なまりの入ったあいさつが聞けなくなるのも残念。新しい裁判長もキチンとした訴訟指揮をしてくれるとともに、親しみのある裁判長であることを望みたい。

原告 向井



注記
※1:2回続けて傍聴可能人数より少なかったため。
※2:本来、準備書面は原則1週間前に裁判所および被告側に提出するものであるから、内容を確認しているものである。しかし、今回はそもそもの被告側の第2循準備書面(原発必要論)の主張も当初の予定の流れにあるものではなく、不意打ちにはならないことから期日当日の提出となった。



第5回口頭弁論期日陳述準備書面は以下の投稿に掲載しています。
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-102.html

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

NoNukes0311

Author:NoNukes0311
東京電力取締役の責任追及する:東電株主代表訴訟の公式ブログです。
裁判の報告や提出書面などをお知らせしています。

▼カンパのお願い
郵便局口座:00140-3-633169 「東電株主代表訴訟」

銀行口座:
[New]城南信用金庫 新橋支店(普通) 4 8 0 7 8 2 「東電株主代表訴訟」
三菱東京UFJ 銀行 多摩センター支店(普通)0229479「東電株主代表訴訟」


フェイスブック:https://www.facebook.com/tepcodaihyososho

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
Twitter
リンク
QRコード
QR
日本と原発
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カウンター