3月16日集会報告/東電株主代表訴訟

3月18日
先週末土曜日は、東電株主代表訴訟の報告集会。
150名を超えるみなさまにおいでくださいました。
ありがとうございました。

集会の報告をさせていただきます。





『法廷にこそ、春の訪れを・・・』

 世の中が“まやかし”に満ちていることを知ったのは悲しいかな、福島事故のせいだ。東電や原子力ムラ、政府の言うことは大方、ウソやゴマカシだと今や誰でも知っている。決してだまされているわけではない。・・・そもそも原発事故など起きないはずじゃなかったか。たとえトラブルが起きても日本は技術が優れているから放射能漏れなんか起きないのではなかったか。この歴史的大事件の下手人を裁判所に突き出しても、それらの大ウソを今さらのように市民が立証しなければならない、というのも腹立たしい限りだ。日本には地震がある。当然津波が来るに決まってる。にもかかわらず、この国で原発を動かしてもいいという判断は、専門家の自己崩壊というもんだろう。まして一旦大事故が起きてみると、素人目にも不安を感じさせる場当たり対応しかできなかった事実は、忘れることのできない現代史の一コマとして記憶されるだろう。

 この3月16日、私たちは「取締役たちのサイフから・・5.5兆円を被害賠償に!」という報告集会を催した。とても2時間半に詰め込むのはもったいないほどデラックスなゲストを迎えて、濃厚な時間となった。


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 お笑いで脱原発を訴える芸人さんがいるとは聞いていたが、芸人として誰かに何か伝えるためには知らねばならないと東電の記者会見に出るようになったときわめてまじめな「おしどりマコ&ケン」さん。3.11のあの瞬間、何とケンさんは入浴中で湯がすっかりなくなるほど揺れた、マコさんは電子レンジがこっちからあっちへぶっ飛んだ話、しかしそっからやったら時間足りないからとキレのよい早口で時間枠目一杯笑いにのせて東電記者会見を活写してくれた。ご自身の質問も職業柄鋭い突っ込みに違いないが、特にすばらしいのは、会見場に集まる、主に東電に不都合な記者たちへの援護射撃のセンスだ。よく知られた大手あの社この社の記者たちが茶々入れる質問に、「私たちが聞きたいんだから・・」と黙らせる。最近気になっているという福島県健康調査。特に子どもの甲状腺検査の結果は原発事故と関係の有る無しを伝えられるわけでもないなかで、そもそもその検査が誰のために何でやるかも分からずやられている不気味さも力説した。この日の催しでは2部のパネルディスカッションのコーディネーターもつとめていただいたのだが、配慮の行き届いた運びに感じ入ってしまった。この日“おしどり夫婦”を呼んだ企画は大成功だったと思う。 

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 2部はパネルディスカッション。政府事故調委員の吉岡斉さんが、現時点での1号機から4号機の事故原因を淡々と語られた。調査はしても責任を問わないという委員会である、吉田所長だけで数百ページにのぼるという調査書は「非公開が原則」なんて、気合いが入るわけがないというものだ。分厚い冊子にまとめられた調査書が人々の目に触れることがあるのだろうか・・・。このテの調査は今までの例からいうと、そのうちに抹殺されるという。ほんとにサ、そんなデタラメが公的機関でまかり通ってしまう国なんだわさ。炉心がどうなっているか分かる頃には、この時期に営々何が行われていたのかなど意味ないってわけかい?


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 朝日新聞の木村英昭記者は、新聞記者としてという前に、個人として原発事故とどう向き合うかを『東電TV会議』をめぐって話された。これまでだと東電が・・・とか政府が・・官邸が・・とボワーンと伝えられていたことが、『東電TV会議』の映像(もちろん東電の手が入ったものではあるが)では、勝俣が、清水が、武黒が・・・生々しいやりとりをしている。今やこの映像は“世界遺産”ともいうべき重要記録だと会場一同うなずいた。専門家のみならず、一般人でも複数の目で見れば、違う観点が見えてくる。そういう解析を積み重ねて事故原因に迫るという方法を示してくれた。ちなみにこの『東電TV会議』の映像は、東電の格納容器にこっそり収納されかけたところで、わたしたち東電株主代表訴訟とマスコミが連携して裁判所に証拠保全されたものである。しかしこの証拠を見るにしたって高いハードルがもうけられているのだ。悔しい!


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 おーっと、忘れるトコだった。我らが弁護団の両エース。出演時間を過ぎても現れず、場内一同不安に陥りかけたその時、粋な着物にマントを羽織ってスタスタ入場して来たのは、河合弘之弁護団長である。「選挙に負けたからと言って、シュンとなってはいけない。東電役員の個人責任を追求することで、脱原発はスタートラインにつけるのだ」なーんてことをこのヒトにいわれると、つい元気が出てくるから不思議だ。


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 スタッフもそろわぬうちから会場入りして、静かに机に向かっている海渡雄一弁護士。おかげさまで今回ようやく私にもほんのり分かってきました。裁判の争点ってやつが。思い出してみれば海渡さんは裁判終了後の報告会でもずーっと話してくれてたのに・・・何度聞いても頭に入らないワケは、「原発」プラス「裁判」のめんどくさいセット攻撃のせいです。でも、裁判なんてものと遠ーいところで暮らしてきた私が、この裁判に参加する意味を最近こじつけてひねり出してみた。私はつまり、一般人に、特に官邸前に集まる脱原発派にこの裁判を伝える役割があるのではないかということだ。海渡さんのニコニコにホダされて・・・あん? でも、先は長そうだなー・・・・困る。
(樋口千鶴子)




IWJさんがユーストリーム中継をしてくださいました。
しばらくは、アーカイブで見ることができます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67940






※写真アップしました(3月21日)

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