第34回口頭弁論期日のご報告

8月1日

前回の期日報告をアップします。



第34回口頭弁論期日の傍聴報告 

 原告からは準備書面(25)「予見の対象となる因果経過と、証拠説明書(甲220~221)、文書提出要請5を提出。

 被告の勝俣、清水からは第6準備書面=請求の拡張申立書への答弁、被告武藤、武黒、小森からは第6準備書面=請求の拡張申立書への答弁、補助参加人(東京電力)からは第22準備書面=原告らが文書提出要請4で求めた資料のうち、補助参加人が必要と認めた書面の説明、証拠説明書(丙167の16、168の18)を提出。

 原告から「事実経過表」への加筆をして、8月30日までにデータを提出するということで、海渡弁護士から、いままで空白だった部分を埋める作業を行うとの説明がありました。

 裁判長から、被告陳述の準備書面22に対して、以下の質問が出ました。

Q1:H20(2008)年、6月10日、7月31日の2回の説明会を経て、土木学会津波評価部会に検討を依頼することが決まったと書かれているが、誰がどのようなプロセスを経て決定したのか。誰が参加したのか。決定したのは誰か。

Q2:このあと、実際に土木学会への検討の依頼が決定するのがH21(2009)年の6月であり、正式に依頼するのは10月だが、これほど間が空いたのはなぜか。

Q3:耐震バックチェックの報告書の審査の場で「長期評価の見解を踏まえた評価の実施を求められる可能性も否定することはできなかった」(補助参加人第22準備書面8p)とあるが、津波の予見可能性が存在するということでいいか。ないというのならその理由を示すこと。

Q4:長期評価に対して津波の予見可能性はないという武藤氏の判断が「合理的」とあるが(平成29年3月31日付け主張整理骨子案39p)、この判断が「合理的」であるという理由、根拠を示すこと。

Q5:被告4人は、それぞれH20年の6月10日と7月31日の説明会に参加していたか。その後の方針決定にどのように関与したのか。

 

 海渡弁護士から、文書提出要請5の補充説明があり、6月30日の刑事裁判(福島第一原発事故業務上過失致死傷事件)で示された資料の中で重要なものについて個別に説明しました。「補助参加人はすべて提示できるはずなので、複雑な手続きを経ずに提出する」ことを求めました。裁判所からも「9月5日までに、応じるのが難しい場合はその理由を明確にするように」という心強い発言がありました。

 

記者会見

 海渡弁護士、木村結さん、堀江さん、山崎さんにより記者会見が行われました。

 海渡弁護士より、本日提出の資料提出要請5について説明。6月30日の刑事裁判で示された283点の証拠のうち、特に重要で、まだ公開されていないものを、具体的に刑事事件の証拠番号を挙げて提出を求めたことを説明。たとえば「プラントを止めさせないロジックが必要」と書かれたメールなど、驚くような重要な証拠が出てきているので、この証拠を示しながら、証人尋問を行っていきたいと説明。刑事裁判でとても重要な証拠が出てきているので、ぜひもっと報道してほしいと記者たちに注文。12時半から国会議員会館での報告会で、より具体的な証拠の内容を示しますと説明。このため報告会には多数のマスコミ関係者が参加してくれました。

 

第34回口頭弁論期日報告会(衆議院第二議員会館 第一会議室)

 

 記者会見の報告にもあるように、海渡弁護士が、今回提出要請した、刑事事件で出てきた重要な証拠となる会議のメモやメールについて、それぞれ具体的な内容を紹介しました。たとえば10m盤の上に10mの防潮堤をつくる具体的な図も出てきました。対策のコストの試算をしているものもありました、また保安院との会合では、早急に対策をとるように指摘されているものもありました。これらの重要な証拠が提出されれば、それを提示しながら証人尋問を行っていくことになります。

 

学習会

「新聞記者がみた原発現地と、感じるメディアへの圧力」

中山洋子さん 東京新聞特別報道部 デスク

 

*2013年から2年間、北陸中日新聞の金沢支部に勤務。

*7割のシェアーをもつ地元の保守的な「北國新聞」。もの言う新聞を北陸に作りたいという市川隆太さん(東京新聞記者)の思い。

*その「北國新聞」でさえ、志賀原発直下の断層の「活動性を否定できない」と1面で報道したこと。

*金沢での若い女性たちとの出会い。「コッカイオンドク!」の動きなど。

……

 途中で急に中山さんの体調が悪くなり、学習会は中止となりました。とても残念でしたが、またお元気になられたら、ぜひ改めて学習会をと思います。

(原告 さとう)

 

●以後の口頭弁論期日(いずれも東京地裁103号法廷)

・第35回 9月14日(木)午前1030

・第36回 1026日(木)午後4時30

・第37回 1221日(木)午後130

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