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東電役員違法行為差止請求訴訟第1回口頭弁論期日

7月26日

 6月16日、東海第二原子力発電所を持つ日本原電に対して、東京電力が経済支援をすることを差止める訴訟を、本件原告でもある東電株主らが提起しました。
 東電は昨年3月30日に、日本原電に対して、東海第二原発の工事費用の経済的支援をする意向を表明しました。しかし、日本原電は恒常的な財政不足に苦しんでおり、東海第二原発の再稼働について周辺自治体の同意を得られる見通しも立たず、経済支援をしても、それを改修する見通しは全く立ちません。そもそも、東電は福島第一原発「事件」を引き起こした当事者であり、その甚大な被害は留まるところを知らず、その責任を果たせていません。巨額な税金を投入してやっと生きながらえてる企業です。そのような東電が他社を経済的支援するなど、言語道断です。
 そこで、株主らが、東電の代表執行役である小早川智明・文挟誠一両氏に対し、経済的支援は善管注意義務・忠実義務違反に当たるとして、その行為の差止を求める訴訟を提起しました。
 本日、第1回口頭弁論期日が開かれましたので、書面等をアップします。
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期日後の記者会見(司法記者クラブ)

事件番号
 令和元年(ワ)第15836号 違法行為差止請求事件 
被告
小早川智明、文挾誠一
訴訟の種類
 違法行為差止請求訴訟(会社法422条1項)
請求の趣旨
 被告らは,東京電力ホールディングス株式会社を代表して,日本原子力発電株式会社に対して違法行為目録記載の各行為をしてはならない。
違法行為目録
 1 日本原子力発電株式会社に対して東海第二発電所の電気料金を前払いすること
 2 日本原子力発電株式会社の債務を保証すること
 3 日本原子力発電株式会社に対して貸付を行うこと
 4 上記1から3を組み合わせるなどして日本原子力発電株式会社に対して経済的支援をする行為一切
本日提出(陳述)書面等
当 方:2019年6月18日付訴状 一部マスキング
     甲1~甲78
    意見陳述要旨 *8/1追加
被告ら:令和元年7月19日付答弁書
その他:東電が補助参加申出
次回期日等
9月12日(木)午後3:30 東京地裁706号法廷

期日後の記者会見&報告会  *8/1追加

Uplanさん、いつもありがとうございます。

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