12月6日
9年余の裁判が11月30日についに結審いたしました。
判決言い渡しは2022年7月13日15時から103号法廷となりました。
当日の報告&学習会参加者の感想、動画をご紹介いたします。
傍聴や報告集会に参加してくださったみなさま、あらためてありがとうございました。最後に動画をアップしています。Uplanさん いつもありがとうございます。
最終準備書面などは、
ウェブサイト(提出書面など)をご覧ください。

(報告集会 参議院議員会館 講堂)
傍聴は残念ながら抽選で外れましたが、海渡さんからこれまでの詳しい経過を伺い、改めて10年の流れを回想できました。
原告の皆様 長い間大変ご苦労様でした。よい判決を期待したいと思いますが、被告側は、又、控訴するでしょう。まだ長い戦いになりますね。
井戸川さんから内緒のお話をもっとお聞きしたかった。
勝利するまであきらめず頑張りましょう。(横浜 Kさん)
今までの闘いの総括的話をありがとうございました。まだまだ長い道のりと考えられますが、頑張りましょう。(Mさん)
長い間の裁判の様子の一部ですが、拝聴できまして充実した時間となりました。
ありがとうございました。
(私人としての良心が東電役員にもあると思いたいのですが)(新宿区 Kさん)
被告側の弁護士の主旨は推本メンバーの学者さんたちをおとしめて、自分たちの都合の良い学者の言い分を都合よく利用する、というもので、これが裁判官に理解してもらえるとは思えません。これまでの口頭弁論で、被告たちの無責任な言説に鋭く疑問を投げかけてきた裁判官の良識に期待したいです。
判決が7月13日になったのには驚きました。こんなに遅くなった理由は何なのでしょうか。
参議院議員会館の報告会では、海渡弁護士のポジティブなお話を聞き、元気が出てきました。
(原告 Kさん)
相手方弁護団、今までほんとに言葉少なく、えー?あれで仕事してるのか?と思いましたが、今日だけは弁舌さわやか、いや汚く、とうとうと話したのには驚きました。
最後だけ仕事をしたふうに見せれば、報酬をもらえるんですね!報酬額知りたいとも思いました。
“事故前の目線“という新しい言葉を聞きました。事故前に戻して!!とフクシマの人たちは思っている。(Mさん)
事務局コメント:被告側からも書面は出ていますので、仕事はされています。
結審弁論を傍聴して
62回もの審理を経て結審に至った原告・弁護団・支援者の皆さんのねばり強い闘いに、心から敬意を表します。
幾十万の人々の生活を、人生を、故郷を豊かな自然を破壊しつくした未曽有の原子力事故を起こした責任が問われないことがありうるでしょうか。あるとすればそれは無法国家であり、正義も道義もありません。
私は損害賠償請求の集団訴訟を闘っています(現在東京高裁)が、ここでも最大の問題は、国と東電の責任です。国の責任については裁判所の判断が割れていますが、東電の責任については23の地裁、7つの高裁判決ですべて認められています。ただし原賠法の陰に隠れて、見えにくくなっていますが。これをいいことにして東電は最近各地の訴訟で「賠償は支払い過ぎ」などと開き直っています。
今日の東電側の主張で驚いたというか、あきれたことがあります。「経営責任は、経営者の置かれた状況と能力水準による」とのことです。そして対象の5被告には落ち度はないというのです。
これでは「経営責任」は幽霊じゃないですか。ブラックホールです。こんな理屈をよもや裁判所が認めることがあってはいけません絶対!
民事、刑事、経営すべての面から東電の責任を明確にして、陳謝と償いをさせなければ、全被害者は浮かばれません。頑張りましょう。(福島原発神奈川訴訟原告団 Mさん)
20211130 UPLAN 【結審】東電株主代表訴訟第62回口頭弁論期日
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