第33回口頭弁論期日の感想と動画

6月7日
6月1日は東電株主代表訴訟の第33回口頭弁論期日でした。
傍聴や学習会に参加してくださったみなさま、どうもありがとうございました。
提出書面等と、参加者からの感想と動画をアップします。

【原告】
 ・準備書面(22)予見可能性の対象について
 被告らが,予見可能性の対象として具体的にいかなる規模の津波を予見することができたと主張する趣旨なのかについて,釈明を求めたのに対し、原告らが主張する,本件で予見の対象となる津波は,「本件原発の敷地地盤面を超えて非常用電源設備等の安全設備を浸水させる規模の津波」であるとした。
(・準備書面(23)裁判所作成の主張骨子案への原告らの意見:主張骨子案が未確定であるため、今回陳述せず)
準備書面(24)事実経過表への追加
 耐震バックチェックはその間の原子炉の稼動継続が認められてはいたものの,3年を超過した場合は稼動を停止することが前提となっていた。期限内に津波対策工事等が完了しないことが判明したのであれば,対策工事が終了するまでの間は原子炉を停止させておくべきであったのであり,東電及び被告らが稼働率を優先させて土木学会への検討依頼を口実に対策を先送りにしたことは,この本来の責務を著しく逸脱したものと言わざるを得ないこと。これらの主張を、7月7日付事実経過表に反映することを希望した。
証人申出書 (住所マスキング)
請求の拡張申し立て 22兆円
昨年12月20日の経産省東京電力改革・1F問題委員会の報告を前提に請求の拡張を申し立てた。
【被告/補助参加人】今回は提出書面なし

●参加者の感想

MUさん(神奈川県横浜市)
 報告会は、普段知らされていない情報を教えられ参考になりました。「DAYS JAPAN」のようなまともな雑誌を支えていくことの重要性を感じました。
TAさん
 とても面白く楽しかったです。斎藤さんのおっしゃっていたスマートグリッドは、オフグリッドの太陽光のみじゃないのかなあ。新電力とか切替で自然エネにするとかでスマートグリッドつけられちゃうのかなあ。小出裕章さんは省エネ節電と言ってたけど。浪費社会は変わらないかな。
TKさん(東京都豊島区)
 東京電力福島第一原発事故の刑事裁判の初公判が決まったとのこと、非常に喜ばしい情報を得た。(6月30日10時東京地裁104号)裁判報告&学習会では、将来の国民のためより政府の利益を優先する国策会社を助長する本音を広く報道すべきだし、原発推進の広告費は電力費用に含まれている現状を一刻も早くやめさせるべきだと思いました。総括原価方式で独占事業でありながら広告費を出していたことは違法(電力を供給するために必要な費用ではない)だし、できれば過去の費用を取り戻す訴訟が必要だと思いました。
KKさん(東京都府中市)
 甫守弁護士の裁判報告はいつも以上に切れもあって、裏話も有りでわかりやすかった。改めて、じっくり話してもらう機会があればいいですね。斎籐さんの自然エネ抑制論は個人情報コントロールという別次元の話だと思います。残念。
KSさん(神奈川県川崎市)
 斎藤氏のアベノミクスの中核戦略としての「インフラシステム輸出」と原発再稼働の関連の解説は大変有益でした。政権交代を実現させない限り脱原発は不可能と痛感しました。
 本間氏の原発広告の3・11以前と3・11以降の比較分析も大変興味深かった。広告費がメディア報道に影響を与えている実態がよくわかりました。広告費に依存しない「週刊金曜日」などが貴重なメディアと思われます。

●動画

原告アピール、記者会見
報告&学習会
Uplanさん,いつもありがとうございます。

6月1日第33回口頭弁論期日

5月18日
次回の口頭弁論期日についてお知らせいたします。


6月1日第33回口頭弁論期日
裁判報告・学習会報告&学習会「脱原発ホンネ・トーク」

本間龍さんと斎藤貴男さん


▼チラシ(グーグルドライブからPDFファイルが開きます)
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前回の期日において、原告らは被告を勝俣氏、武藤氏、武黒氏、小森氏、清水氏の5人に絞り、外の取締役らへの訴えを取り下げました。
原告らは、政府事故調のヒアリング記録の開示の同意もしくは、聴取されていない被告においては陳述書の提出を求めておりました。
裁判所も応じるように何度もうながしましたが、ついに被告らは応じることはありませんでした。
5人以外の元・現取締役らの責任がないというわけではありませんが、訴訟の迅速な遂行のためにも、最も責任の重い事が明らかな者に絞って責任追及する方針を固めました。
業務上過失致死傷事件の被告人として強制起訴された勝俣氏、武藤氏、武黒氏の刑事裁判も、まもなく始まるだろうと言われています。

多くの方に傍聴に来ていただきただき、この訴訟の社会的関心の高さを示すとともに、未だ福島第一原発「事件」の被害は続いていることを裁判所に対してもアピールできればと思います。
周りの方にもお誘いのうえ、ぜひご参加してください。

期日後には報告集会&学習会を予定しています。
大手広告代理店の勤務経験からメディアと広告業界を知り尽くし、著作『原発プロパガンダ』などで知られる本間龍さん。
そして、綿密な取材のもと、原発事故を起こすに至った東京電力の歴史に鋭く切り込み、その歪んだ体制を明らかにした『「東京電力」研究 排除の系譜』を執筆された斎藤貴男さん。
お二人を迎え「脱原発ホンネ・トーク」と題し、原子力ムラの正体を暴きます。
みなで学ぶ機会にしたいと思っています。
ご期待ください。

【スケジュール】
9:30~ 原告によるアピール
     東京地裁正面玄関前(霞が関駅A1出口を出て裁判所に向かう通りの前辺り)
     ▼東京地裁
     東京都千代田区霞が関1-1-4(地下鉄東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,地下鉄東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩3分) 
     ▼地図
     http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/index.html

10:30~ 第33回口頭弁論期日
        東京地裁103号法廷
12:30~期日後の報告会&学習会
 報告:甫守一樹弁護士
 ※12:00 通行証を配布予定。
 ・申し込み等不要・無料
●会場:衆議院第一議員会館(1階)国際会議室(裁判所から地下鉄で1駅/徒歩約15分)

第29回口頭弁論期日、学習会の報告

12月27日
いよいよ2016年もあとわずかになりました。
前回の口頭弁論期日の報告です。



東電株主代表訴訟 第29回口頭弁論の報告
 2016年最後の口頭弁論が12月15日午後1時半から開かれました。今年一年、寒い日も暑い日も、そして慌ただしい年の瀬も東京地裁まで足を運び傍聴してくださった方々、また本訴訟に関心を寄せてくださった方々に心からお礼申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

口頭弁論期日
 今回、原告側は準備書面(21)等を提出し、甫守弁護士が準備書面の補足説明を行った。しかし、これに対する被告側からの反論は口頭、文書ともになく、最短でも1月17日の進行協議期日まで待たされるもようだ。甫守弁護士の補足説明の概略は以下の通り:
① 準備書面(21)は、原告側が以前に提出した準備書面(19)を不当に非難した補助参加人の第20準備書面に反論するものだ。
② 既に原告側は書面(19)で、IAEA事務局長報告書及び技術文書等を引用して東電の原発政策の欠陥を指摘していた。これを補助参加人は第20準備書面で全面否定を試みたが、その中身は自らに都合の悪い記載は無視し、自らに都合のよい解釈を強引に並べ立てたものにすぎなかった。
③ 何らの説得力もなく自己中心的な内容の第20準備書面に対し、その誤りを準備書面(21)で敢えて指摘した。
今後本訴訟はいよいよ大詰めを迎える。大竹裁判長によれば、証拠調べの前提のために、双方の主張の骨子をまとめる段階へと入っていくという。
一方、昨年7月より続いている政府事故調ヒアリング記録(聴取結果書)の文書提出申し立てについては、現在の文書所持者である内閣府政策統括官(原子力防災担当)に対して、今年中には裁判所の判断が出る見込みだ。
今後の期日の日程等を確認して本日は閉廷した。

第30回 平成29年(2017年)1月19日(木)AM10:30 東京地裁103号法廷
第31回 平成29年(2017年)3月2日(木)AM10:00* 東京地裁103号法廷
第32回 平成29年(2017年)4月27日(木)AM10:00* 東京地裁103号法廷
第33回 平成29年(2017年)6月1日(木)AM10:30 東京地裁103号法廷
*3月2日と4月27日は開廷時間が10時となります。ご注意ください。

記者会見
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 今回は文書提出命令への質問が集中した。
政府事故調ヒアリング記録は、本訴訟のみならず各地で係争中の原発事故損害賠償請求訴訟にとって有効な証拠になると期待されるが、昨年7月の申し立てから1年以上が既に経過している。今は、裁判所の判断を一同固唾をのんで待っているところだ。なお、裁判所は今回国に対して資料を再度求めているが、すでに2回国へ資料を求めているところ、その意図がよくわからない。また、国は、一定の文書については、文書の存在そのものを明らかにすることを拒否するいわゆるグローマー拒否をしているが、被告清水、武黒、小森の調書については、それをしていないので、調書は存在しているのではないかと思う。インカメラ審議では黒塗り部分のメルアドなどの細かいところも調べたようだ。
 原告事務局長の木村氏は、こうした状況下ではメディアの力が重要になる、世論を大いに喚起してもらいたいと訴えた。また、原告代表の堀江氏も文書提出命令に対して国(内閣府)が即時抗告をする恐れが十分にあるため、それを阻止するためにもメディアの協力をお願いしたい、と訴えた。原告の山崎氏は、IAEAの報告書を巡る原告と補助参加人の解釈の違いや、補助参加人の言い分の理不尽さを改めて説明した。

報告会
 甫守弁護士が本日の経過、本訴訟のこれまでの歩み、そして今後の展望などを語った。安全対策を怠り福島原発過酷事故を引き起こした東電トップたちの経営責任を主な争点とした本訴訟は、他の原発訴訟の中でも先駆的存在であり、是非勝たねばならない訴訟だと甫守弁護士は力強く語った。ちなみに、甫守弁護士は、仙台から河合弁護士のもとに原発訴訟の武者修行(?)のために弁護団に加わった若手だ。
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学習会“東電の闇-報道されない大事なこと 汚染水から原発分社化まで”

 記者会見でも発言した山崎久隆氏が福島原発の最新状況、事故処理の様々な問題点、原発推進のために繰り出す原子力ムラの姑息な行状のあれこれ、など盛りだくさんの内容で原発問題に鋭く迫った。概略は以下の通り:
① 使用済み燃料プール冷却停止事故など:東日本大震災から5年半をゆうに過ぎた11月22日早朝に震度5の地震が福島原発を襲った。今回の揺れは70ガル(3.11の10分の1)にすぎなかったが、それでも第2原発3号機の冷却装置が90分以上も止まり、場所により停電も発生した。この事故に関する東電発表はまたもやすっきりせず、その真偽のほどは未だ不明だ。ともあれ、冷却プールは高温の核燃料を冷やし続けるために存在する、脆弱でしかも危険な施設だということが益々はっきりしてきた。また、福島原発では未だにお粗末な仮設施設を多用して事故処理作業がなされている。津波対策も例外ではなく、仮設防潮堤に頼る体たらくだ。今後また3.11並みの津波に襲われたら、と考えるだけでも背筋が寒くなる。
② 汚染水問題:水抜き井戸からくみ上げられる地下水の1日平均量は以前の半分の200トンになったと東電は胸を張る。これは凍土壁のお陰らしいが、これとて隙間の多い不完全なものでしかない。地下水対策の不備は雨対策にも波及する。8月下旬から10月の台風に伴う大雨で、敷地に溜まった水をバキュームで緊急くみ上げするものの追いつかない時もあり、ピーク時のくみ上げ量は1日で1400トンにも上ったそうだ。ただし、発表された数字は大方が机上のもので、1日にくみ上げられた水の量、くみ上げられずに汚染水となり海へ流出した量は誰にも正確には分からないし、分かる術もない。ましてや、地下深く流れる深層水に至っては、その汚染度や量は知る由もない。
③ 事故処理費と国民負担:先ごろの政府発表によれば、これまで11兆円と言われてきた事故処理費は21.5兆円に増大した。国は他電力の早期廃炉費用もここにちゃっかりと忍び込ませ、新電力や東電以外の消費者にも抜かりなく負担させる魂胆だ。国は、「(資金は)事故以前から確保されるべきだった」が「安い電気を利用した需要家に遡って負担を求めるのが適当」とテキトーにうそぶく。今後、国は事故処理費を税や電力使用量として国民に押し付ける魂胆だ。嘆かわしいことに、この大事な問題は先の臨時国会で議論されることはなかった。
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④ 質疑応答/まとめ:参加者の一人の次の発言に一同は驚きの声を上げた。それは、仮想のテロ攻撃を原因とした東海原発事故の処理費を外務省が以前200兆円と想定したというのだ(原子炉施設に対する攻撃に対する一考察)。福島事故処理費、21.5兆円でも相当に安く思えるほどの高額だ。東海の200兆円は、放射性物質の莫大な放出量予想や人口の多い首都圏寄りの立地に基づく、と山崎氏は推測する。一方福島の21.5兆円には初期被曝や低線量被曝による被害額が計上されていないが、とはいえ今後この額で収まるとは到底思えない。また、別の発言者は、効果があるかどうかも疑わしい現在の事故処理方法を改め石棺方式にすべきだ、と語気鋭く指摘した。これについては、山崎氏もほぼ同意見のようだ。
 現状を正しく把握したうえで、より効果的なやり方に思い切って変え、更には東電を破たんさせるという大ナタを振るわなければ無駄は永遠に続き、被災者救済もままならない。また、一旦取りやめになった復興法人税も再開するべきで、これを復活すると年1兆円弱の収入増が見込まれると山崎氏は語った。この税制を仮に30年間続ければ30兆円近くに積み上がり、被災者救済の大きな財源になる。使途についての厳格なチェックが保障されれば、復興税再開のほうが税金や電気使用料からかすめ取るやり方よりも国民は納得する。こうした大切なことを議論せず、火急の案件ではないどうでも法案成立にうつつをぬかす国会は機能不全に陥っている。
 この国はもはや法治国家ではないとも言えよう。国民の声に真摯に応える気骨ある政治家に一票を託したいと今更ながら思った。
2016年12月21日
原告 加藤 記



文書提出命令の申し立てについて

12月2日

文書提出命令の申し立てに関し、年内に裁判所の判断が出ると言われています。
申立から、最近提出された書面をアップします(既に掲載済みのものもありますが、再掲いたします)
なお、年度がかわって組織変更があったため、今年度より文書所持者、監督官庁が変更しています。

2015年7月24日文書提出命令申立て
2015年12月18日 意見書(1)内閣官房副長官補(文書所持者)
2016年1月8日 意見書(1)内閣官房長官(監督官庁)
2016年2月9日 意見書(2)内閣官房副長官意見書(2)内閣官房長官補
2016年3月18日 原告 意見書(文書提出命令関係)意見書⑴⑵への反論)訂正申立書
2016年5月9日意見書(3)内閣府政策統括官(原子力防災担当)意見書(3)(内閣総理大臣安倍晋三) 
2016年7月14日求意見書(裁判所)
2016年8月31日 意見書(4)内閣総理大臣(監督官庁)

▼以下、新たに提出されました。
2016年10月25日 報告書(1) 添付資料 内閣府政策統括官(原子力防災担当)
2016年11月10日 報告書(2) 添付資料 内閣府政策統括官(原子力防災担当)

前回期日、学習会参加者の感想紹介

1月10日
前回期日、学習会の参加者のみなさまの感想を紹介します。
アンケートへのご協力感謝いたします。

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12月24日報告集会&学習会(参議院議員会館)


H.H.さん(横浜市
海渡弁護士、福田弁護士の話ともに明快かつシャープ。
「一喜一憂しない」はその通り!だ。

T.K.さん(豊島区)
裁判報告:東京電力を追いつめた弁護士の努力に拍手。
学習会:国と東京電力の責任を最後まで追及し、被災者の支援する努力(支援法)が必要。
どちらも非常に勉強になった。ありがとうございました。
自公政権をたたきつぶすことが、一番早道だろう.政府の責任を追及しよう。

K.K.さん(府中市)
福田さんのお話、勢いがあって、ぐいぐいと引き込まれました。
ただ、肝心の訴訟の話が、駆け足になったのが、ちょっと残念でした。
プロフィール

NoNukes0311

Author:NoNukes0311
東京電力取締役の責任追及する:東電株主代表訴訟の公式ブログです。
裁判の報告や提出書面などをお知らせしています。

▼カンパのお願い
郵便局口座:00140-3-633169 「東電株主代表訴訟」

銀行口座:
[New]城南信用金庫 新橋支店(普通) 4 8 0 7 8 2 「東電株主代表訴訟」
三菱東京UFJ 銀行 多摩センター支店(普通)0229479「東電株主代表訴訟」


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